
MOVES BY MAXONの使い方
最近のモーションキャプチャ系の技術の進歩が目覚ましいのは皆さんご存だと思います。そのなかでも、先日MOVES BY MAXONがMAXONからリリースされたのでセットアップから使い方までを紹介しようと思います。そもそもモーションキャプチャとは何なんだという人は以下の記事等を見てもらえると良いかなと。
MOVES BY MAXONの公式の記事はこちら >>> Moves by Maxonの紹介
MOVES BY MAXONは、モーションキャプチャとフェイスキャプチャの両方の機能を備えたiOS専用アプリです。今回はこの両方の機能について書いていこうかと思います。
今回使用した機材・ソフトは、
- PC(windows10)
- iPad Pro 11インチ iOS 13.3
- MAXON CINEMA 4D R21.115
- Moves by Maxonのプラグイン
- MOVES BY MAXONのアプリ
注意点として、iPhoneXはフェイスキャプチャのみの対応となっています。それと、同一のwifiでないとデータが持っていけないみたいです。
まず、データをC4Dに持っていく方法を説明したいと思います。
リリースバージョンだと、
- アプリでキャプチャをして保存
- PCでQRを表示し、それをアプリ内で読み接続
- pc側でダウンロード
- c4dのシーンに配置する
というの流れでれ持っていくことになります。
それでは、各工程を順々に説明していこうかと思います。
1. アプリでキャプチャして保存
最初にも書きましたが、このアプリにはモーションキャプチャとフェイスキャプチャの2つができます。ですが、基本は同じような流れでキャプチャしていきます。
アプリの
2. PCでQRコードで表示して、アプリとPCを接続
次にアプリでキャプチャしたデータをC4Dに読み込みむ工程です。C4Dに読み込むために、Moves by Maxonというプラグインを入れないといけないので、以下のリンクからダウンロードしてください。
プラグインを入れただけだとまだ読み込めません。
理由は、Moves by Maxonはwifi経由でデータを送るらしく、IPアドレスが設定されていないのでどこへデータを送ればいいか分からないからです。これが同一のwifi出ないといけない理由になります。
なので、Edit->Preferences->Moves by MaxonのIPアドレスとダウンロードフォルダを指定します。
PCのIPアドレスの調べ方はいくつかありますが、ついこの前知った方法を紹介します。
まず、タスクマネージャーを開きパフォーマンスタブを開きます。そこのイーサネットの所をクリックすると右に波形みたいなものが表示されている下にIPv4アドレスと表示されているところがあると思います。そこの”.”で区切られた数字がIPアドレスになります。
これを使い、IPアドレスと保存先を設定するとMoves by Maxonで表示されるQRコードの赤枠が消えていると思います。これでPCにデータを送れる状態になりました。
では、アプリの右下のC4DのConnectを押すとカメラが起動しQRコードを読める状態になるのでPCで表示されているQRコードを読みます。するとQRコードが緑色の枠で囲われて、C4DのMoves by MaxonのFace CaptureやBody Captureにアプリでキャプチャしたデータが表示されていると思います。
3. PC側でダウンロード
ちゃんとQRコードを読んでキャプチャしたデータのサムネイルが表示されると、それぞれのキャプチャデータをダウンロードできるはずです。ダウンロードしたいデータを選択し、Downloadのボタンか右クリックからDownloadでデータのダウンロードが始まります。
ここで注意しないといけないのは、QRコードを読んだデバイスをロックしたりアプリを落としたりすると、接続が切れダウンロードできなくなります。
4. c4dのシーンに配置する
ダウンロードしたデータをシーン中に追加するには、Downloadのボタンの左にあるAdd To Sceneを押すと追加されます。
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